園長あいさつ
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当園は大阪市北区にあります昭和28年創立の「大淀幼稚園」を母体にして、昭和43年にこの地に設立した学校法人立の幼稚園です。
幼児教育の重要性は近年喧伝されているところですが、それは質の高い教育保育及びその環境があればこそです。
自主性の尊重などの名目でほったらかし保育にしないこと、またそれと真逆の子どもの育ちや負担を犠牲にして教え込み教育や抑制的な教育をしないこと。教育は結局は中庸につくべきことを大切にして保育活動を行っています。
幼稚園の、特に日本の幼稚園の教育は様々で、そのバリエーションにこそ特徴があります。
そのバリエーションの中で当園の考える教育にご賛同いただければ嬉しく思います。
高槻わかば幼稚園 園長 堤 俊憲
教育方針
幼児に対する温かなまなざし
幼児の多くは不安とともに入園してきます。私たちはとうの昔に忘れ去っていますが幼児がお母さんと別れる時の不安は計り知れないものがあります。その不安を拭い去るのは保護者と保育者の優しいまなざしとあたたかな雰囲気だと思います。
楽しいばかりではない子育てを行なっていらっしゃる保護者様の心に共感し、安心して過ごすことができる空間を提供し、その中で社会性やその他の力を育てることが幼稚園の責務だと思います。
楽しくなければ幼稚園ではない。でもそれだけでは教育ではない
遊びを通して子どもは学ぶものです。人生において必要なものの多くを、あるいはほとんどを幼児は遊びを通して学んでいきます。
でも遊び中心主義が危ういのはそれだけでは育たないものがあるからです。
たとえば我慢する力、感情をコントロールする力、目の前の小さな利益を先送りにして将来の大きな果実に結び付ける力はどうでしょう。
この力はゆっくりと他からの働きかけによって育っていきます。生物本来の機能で言えば我慢することなく必要なものは他から奪ってでも手に入れるのが合理的な選択です。でもそれでは「万人の万人に対する闘争」になってしまい、各自を、ひいては世の中を危うくしかねません。それだけではなくこれらの力は子どもたちを将来の社会的成功に結び付ける重要な能力です。
教育とは文字通り教え育てることです。教えなければ育たないこともたくさんあります。教育を英語で言うとエデュケーションです。エデュケーションは引き出すこと、子どもが本来持っている力を引き出すことに語源があります。この二つは似て非なるものですが、どちらも大切です。
論語に「学びて思わざればすなわち罔(くら)し、思いて学ばざればすなわち殆(あや)うし」という言葉があります。学ぶだけで考えることをしなければ知らないのと同じこと、考える力があっても学ぶことをしなければ独りよがりになって自分と周囲を危険にさらすことになる。けだし名言です。
学ぶ力と考える力は車の両輪です。どちらのバランスを欠いてもいけない。
幼児教育は遊ぶことを基本に据えながらもそこに少しの負荷をかけて成長を引き上げる手助けをすることにあると思います。
バランスのとれた発達
幼児期の教育で一番大切なのは偏りのない、オールラウンドな成長だと思います。何かに特化して保育を行えば必ず何かが犠牲になります。当園ではバランスを重視して、保育を振り返る園内の研修でも何か欠けているところはないか、やりすぎているところはないかを振り返り、年間で足りないものは足し、過ぎたるものは抑制するようにしています。
ただし、早期の幼児教育を否定しているわけではありません。通常の保育が物足りない子どもは確実にいます。その子たちは園内の課外活動や園外の幼児教室で行うべきで、多様な興味をもった全員に一律に施すべきものではないと考えます。
あれもやってみたい。これもやってみたい。」に共感し、その知的な好奇心によりそう
あれもしたい、これもしたい。子どもたちの夢は無限です。
その夢を実現するためには多面的な力が必要であり、できるだけたくさんの体験ができていることが重要だと考えます。
夢はいろいろな体験をする中から子どもたちの成長とともに醸成されるものだと考えます。
国際化する社会に対応し、外国の文化や言語(英語)を学ぶ
当園では近隣の幼稚園の中ではかなり早期からネイティブの先生の英語レッスンを行ってきました。
それだけではなくほぼ毎日保育始まりの短時間「サイバードリーム」というシステムを使って英語教育を行っています。
それによって英語を学ぶというよりも他言語を知る喜び、英語を知っていると楽しいなということを味わってもらっています。
英語を学ぶには無理をさせないこと、将来本格的に英語を学ぶにあたって英語って楽しいなという感覚を育むことが大切だと考えます。
自ら考える力を育む
SNSが全盛の中で今最も必要とされる力は何が本当かを見極める力だと思います。フェイクニュースに惑わされずに真実を見極めるのは簡単ではありませんが、ネット上の不可思議な情報をうのみにせず、自ら考える力は実は幼児期の幼稚園や家庭の教育の中で培われると思います。
幼児期にことさらに情報教育をするのではありません。スマホは幼児には与えないのが一番です。
しかし、他の意見を尊重しながらも状況に流されずに自分で考える力は幼児期の経験や他との関わり合い、幼稚園での様々な取り組みの中で育ちます。
考える力の土台である知識を学ぶ
知識は考える土台です。知識なくして考えることはできません。絵本や図鑑、幼稚園での行事その他の様々な取り組み、子どもたち同士の人間関係の中から学び、そのためには教職員が適切な働きかけをすることが子どもたちの興味関心を育み、もうひとのびする力を育てることになると思います。
園の概要
施設名 | 学校法人わかば学園 高槻わかば幼稚園 |
理事長 | 堤 俊憲 |
園長 | 堤 俊憲 |
所在地 | 〒569-0853 大阪府高槻市柳川町1丁目7-14 |
電話番号 | ☎︎ 072-696-3261 |
創立 | 昭和42年4月1日 |
アクセスマップ
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大阪府高槻市柳川町1丁目7-14
施設紹介
園舎前に駐車場を完備しています
★印をクリックしてください
ラビーハウス
未就園児親子登園などで使用する施設です。幼稚園から約30mの場所にございます。